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ケルニッヒ徴候の特徴となる疾患の種類と陽性になりやすい場合

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ケルニッヒ徴候という言葉を御存じでしょうか。

・・・ケルニッヒ徴候って何?

徴候という言葉にはある出来事がきっかけで起こりかけている前触れを指す言葉ですがケルニッヒってなんだろう?

という人が圧倒的に多いのではないのかと思います。

普通に生活していたらまず聞かない言葉ですよね。

このケルニッヒ徴候って一体どんなものなのでしょうか?

今回はケルニッヒ徴候の特徴となる疾患の種類と陽性になりやすい場合を御紹介します。

 

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ケルニッヒ徴候とは?

ケルニッヒ徴候とは、
神経学的所見の一つで項部硬直と同様に髄膜刺激症状の一つとして表れるものです。

簡単に言えば、
髄膜が何らかの病気で刺激を受けると出る特定の動きのという感じです。

神経学的所見(神経学的に見た判断や意見)

項部硬直(仰向けの患者の頭部を持ち上げると抵抗があること)

髄膜刺激症状(クモ膜下出血や髄膜炎などで髄膜が刺激されている時に出る症状)

 

ケルニッヒ徴候とどう判断する?

患者を仰向けにさせ股関節、
及び同様の膝関節を直角に曲げた状態で膝を押さえながら下肢を他動的に伸展(伸び広げる)すると伸展制限が出る(135度以上上がらない)場合、
あるいは下肢を伸展させたまま持ち上げると膝関節が屈折してしまう場合、ケルニッヒ徴候陽性といいます。

これは大腿屈筋(太ももの裏側にあり膝を屈曲する筋肉)が痙攣することによる現象で通常両側に起こります。

苦しそうな表情を伴ったりしますが、この現象は痛みが原因で起きているわけではありません。

kernig0055画像引用元:http://www.sibakiyokango.net/

★似ている神経学的所見にラセーグ徴候というものがありますが、
これは痛みが原因で起こるもので通常片側にだけ表れるものです。

 

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ケルニッヒ徴候の原因となる疾患の種類

ケルニッヒ徴候が起こる疾患は髄膜に関係するものです。

  • 髄膜炎
  • くも膜下出血
  • 脳圧上昇
  • 脊髄腫瘍

などが挙げられます。

ケルニッヒ徴候が表れる疾患として有名なのが髄膜炎です。

 

陽性になりやすい特徴と疾患

ケルニッヒ徴候の陽性は痛みの有無で判定されるのではなく、膝関節の伸展具合が陽性判定の鍵となります。

髄膜炎

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髄膜の炎症の古典的な徴候に、
項部硬直・ブルジンスキー徴候と共にケルニッヒ徴候が含まれています。

髄膜炎は、
脳や脊髄の表面を覆っている髄膜にウイルス・細菌・真菌などが感染し急性の炎症が起きる病気です。

無菌性髄膜炎(細菌が検出されずウイルスが原因の場合が多い)は入院し対処療法で自然治癒を待ちますが、急性細菌性髄膜炎は急速に進行し死亡率が10~30%と高く重篤な後遺症の割合も高いため早急な治療が必要となります。

髄膜炎の典型的な3徴候は発熱・頭痛・項部硬直です。

しかし発熱・頭痛は様々な疾患に見られるものでそこから髄膜炎と判断するのは難しいですよね。

そこで項部硬直やケルニッヒ徴候が見られるか髄膜炎を判断する上で重要になってくるわけです。

 

まとめ

いかがでしたか?
ケルニッヒ徴候がどんなものかお分かりいただけたでしょうか?

自分の身体で一度試してみると判りやすいかもしれませんね。

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